賃金360万円余不払いか 園芸サービス会社と社長を書類送検

園芸サービスを行う山口市の会社が、従業員1人に13か月分の賃金、360万円余りを支払っていなかったとして、山口労働基準監督署は、2月1日、この会社と社長を最低賃金法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、庭の手入れなど園芸サービスを行う山口市の「周防商会」と、会社の52歳の男性の社長です。
山口労働基準監督署によりますと、会社と社長は、従業員1人のおととし(令和4年)1月から去年(令和5年)1月末までの13か月分の賃金の全額、364万円余りを支払っていなかったとして、最低賃金法違反の疑いが持たれています。
去年10月、従業員が賃金の不払いを相談したことから発覚し、山口労働基準監督署は、2月1日付けで会社と社長を山口地方検察庁に書類送検しました。
労働基準監督署は、捜査に支障があるとして認否については明らかにしていません。