山口県 保育士の負担軽減などで新年度当初予算案に約6億円

保育士不足が課題となる中、山口県は保育士の確保と負担軽減のため、人員体制の強化や医療的なケアを必要とする「医療的ケア児」の受け入れ体制を整備するための費用およそ6億円を新年度・令和6年度の当初予算案に盛り込む方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。

山口県は現在、新年度予算案の策定作業を進めていて、この中では、人口減少対策として子育て支援などに重点的に取り組むことにしています。
その一環として、県は人手不足が続く保育士の人員確保や人工呼吸器の装着など日常的に医療的ケアを必要とする「医療的ケア児」の保育所などでの受け入れ体制の整備に向けた施策に乗り出すことが関係者への取材で分かりました。
関係者によりますと、このため、県は取り組みを行うための費用およそ6億円を新年度の当初予算案に計上する方針を固めたということです。
新年度の当初予算案は2月中旬に発表され、2月下旬から開会予定の県議会に提出されます。