“クジラの食文化を後世に” 園児がクジラ肉味わう 長門

かつてクジラ漁が盛んに行われていた長門市の保育園で、クジラの肉を使った給食がふるまわれました。

長門市の「長門大津くじら食文化を継承する会」では、クジラの食文化を後世に伝えようと、毎年、市内の幼稚園や保育園にクジラの肉を提供しています。
このうち、日置保育園には、「継承する会」の上田俊成会長や「長門市くじら資料館」の山田功平館長が訪れ、園児たちに、クジラには鋭い歯に魚を引っかけて食べるものと、海水ごと魚を飲み込むものがいることなどを説明しました。
また、実物のクジラのひげを紹介し、園児たちは、かわるがわるクジラのひげを眺めたり、触ったりしていました。
このあとの給食の時間では、クジラの竜田揚げがふるまわれ、園児たちはおいしそうに食べていました。
園児たちは、「鶏のから揚げの味に似ていておいしい」とか、「もっとたくさん食べたい」などと話していました。
「長門大津くじら食文化を継承する会」の上田会長は、「市民にクジラ食文化を知ってほしいし、たくさん食べてもらいたい」と話していました。