下関市 新市立病院の基本構想案を示す

下関市は、市内の4つの総合病院を3つに再編する計画について、「下関市立市民病院」と「下関医療センター」を統合して新しい市立病院を建設し、2029年度の開業を目指すことなどをまとめた基本構想案を示しました。

下関市では2次救急医療を担う「関門医療センター」、「下関市立市民病院」、「済生会下関病院」、「下関医療センター」の4つの総合病院について、機能の強化・充実を図るとともに医師を確保するため3つの病院に再編することを目指しています。
去年12月、4つの病院の関係者などで作る検討委員会が開かれ、建物が老朽化した「下関市立市民病院」と「下関医療センター」を統合して新しい市立病院をJR幡生駅近くの操車場跡地に建設し、早ければ2029年度の開業を目指すなどとした基本構想案を示しました。
基本構想では、建設場所を操車場跡地にしたことについて、市の保有地であることや鉄道や幹線道路へのアクセスも良く、市民の利便性が高いとしています。
検討委員会では委員から「2つの病院の統合による、ほかの病院への経営的な影響をどのように見ているのか」や「医師の確保に向け、今後どのように動くのか」といった意見が出されていました。
下関市ではこうした意見も踏まえながら議論を進め、令和6年度中に基本計画を策定することにしています。