岩国市長選挙 現職の福田良彦氏が5回目の当選



現職と新人による2人の争いとなった岩国市長選挙は28日投票が行われ、無所属で現職の福田良彦氏(53)が5回目の当選を果たしました。



岩国市長選挙の開票結果です。
▽福田良彦、無所属・現。当選。2万8633票。
▽米重政彦、無所属・新。7669票。
現職の福田氏が、共産党と社民党が推薦した新人の米重氏を破って5回目の当選を果たしました。
福田氏は岩国市出身の53歳。
山口県議会議員や衆議院議員などを経て、平成20年の岩国市長選挙で初当選しました。
福田氏は、今回の選挙戦で自民党県連から求められた党と党県連の進める政策に賛同する誓約書に署名しなかったことなどで、政党からの推薦はありませんでした。
選挙戦では、アメリカ軍岩国基地周辺の防音工事の助成制度の対象拡大など基地の騒音対策を引き続き国に求めていくことや、2人目以降の子どもの保育料無償化など、子育て支援に取り組むことを訴えて支持を広げました。
福田氏は「選挙戦を通じて、人口減少問題などさまざまな課題が山積していると実感した。これまでのまちづくりを礎としながら岩国の発展のために市長の仕事をまっとうしたい」と5期目の抱負を語りました。
岩国市長選挙の投票率は34.44%で、前回の選挙より5.19ポイント低くなり、過去最低を更新しました。