防府の養鶏場 鳥インフルエンザウイルス検出

26日までに防府市の養鶏場で、複数のニワトリが死んでいるのが見つかり、県は遺伝子検査の結果、高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表しました。
県は養鶏場のニワトリなどの殺処分を進めることにしています。

山口県によりますと、26日午後2時ごろ、防府市の養鶏場から、死んだニワトリが9羽いると県に連絡があり、簡易検査で陽性反応が出たため、遺伝子検査を行ったところ高病原性の「H5亜型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
この養鶏場は、ニワトリやアヒルなど20羽程度を飼育する小規模なもので、殺処分や消毒などの防疫措置は、27日の午前中には終わる見通しです。
県は午前9時から対策連絡会議を開き、ニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」などを指定することにしています。
県内の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が確認されたのは、平成26年12月以来で、中国地方では今シーズン初めてです。