インフルエンザ・新型コロナ感染者数の平均 前週比増加

1月21日までの1週間にインフルエンザや新型コロナウイルスなどと診断された感染者数の平均はいずれも前の週より増え、増加傾向にあることから、県は感染対策の徹底を呼びかけています。

1月21日までの1週間に県内67の医療機関でインフルエンザの診断を受けた人は、1医療機関あたりの平均で17.37人と前の週より2.52人増えました。
県内全体の感染者数は年末のピーク時よりは少ないものの、依然として警報解除の基準となる平均10人を上回り、県は引き続き全域に流行の発生警報を発令しています。
保健所の管内別では多い順に周南管内が24.83人、山口管内が20.5人、下関管内が18.23人、柳井管内が18.6人、岩国管内が17.75人、宇部管内が13.4人、防府管内が11.8人、長門管内が10人、萩管内が2.33人となっています。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の平均感染者数は1.07人で、前の週より0.37人減りましたが、こちらも流行の発生警報が続いています。
一方、県内67の医療機関の新型コロナの平均感染者数は13.76人で前の週から5.15人増えました。
保健所の管内別では多い順に宇部管内が18.1人、山口管内が17.13人、防府管内が15.2人、岩国管内が14.5人、下関管内が12.77人、柳井管内が12人、萩管内が12.67人、長門管内が10.67人、周南管内が9.67人となっています。
県健康増進課は「年末年始の人の移動もあったことから、年始以降インフルエンザと新型コロナはともに増加傾向にあり、引き続き、こまめな手洗いや十分な換気、場面に応じたマスクの着用など基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかけています。