江島潔参院議員 政治資金収支報告書に２８０万円不記載修正へ

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、参議院山口選挙区選出で安倍派に所属する江島潔参議院議員は、１９日夜、記者会見を開き、おととし（令和４年）までの５年間で総額２８０万円のキックバックを受け取り、政治資金収支報告書に記載していなかったことを明らかにしました。

江島潔参議院議員は、１９日夜、「清和政策研究会」＝安倍派が派閥を解散する方針を決めた議員総会のあと、記者会見を開き、「有権者や信用していただいた方に大変なご心配、ご迷惑をおかけし、その一員として深く反省している」と陳謝しました。
そのうえで、派閥の政治資金パーティーのノルマを超えた分として、おととしまでの５年間で総額２８０万円を受け取り、政治資金収支報告書に記載していなかったことを明らかにしました。
江島氏によりますと、キックバックは事務所の会計責任者の秘書が年に一度、派閥の事務局から現金で受け取り、その際「派閥からの気持ちです」との言葉とともに、政治資金収支報告書に記載する必要はないと説明を受けたということです。
そして、秘書からの報告が無いまま、受け取った金は江島氏の資金管理口座に入金され、自身がキックバックについて知ったのは一連の報道が出た先月（１２月）だったと説明しました。
江島氏は次の週末にも収支報告書を修正し、今後も議員活動を続けていく考えを示しました。