他社のゼリーに自社シール貼り販売 県が会社に是正の指示

周南市の菓子製造会社が、他社から仕入れたゼリーに自社のシールをつけて販売していたとして、県は、食品表示法に基づき、この会社に是正の指示を行いました。

是正の指示を受けたのは、県内各地で「モントロー洋菓子店」を運営する周南市の「有限会社お菓子職人」です。
県によりますと、この会社では、去年(令和5年)5月から7月にかけて、他社から仕入れた生菓子のゼリー、合わせて4280個に、自社のシールをつけて下松市の店舗などで販売していたということです。
このため、県は、食品表示法に基づき、販売している食品の表示を点検し、適正な表示にすることや、不適正な表示を行った原因の究明、再発防止策などを指示しました。
会社によりますと、もともと自社でゼリーを製造していたものの、人手不足で他社から仕入れるようになり、仕入れたゼリーに製造者の表示がなかったため、自社のシールを貼って販売していたということです。
有限会社お菓子職人は、「大変申し訳ありません。これからは適正な表示をするとともに、皆さまの信頼に応えられるお店になれるよう努めてまいります」と話しています。