インフルエンザや新型コロナの感染者数が増加 予防対策徹底を

今月(1月)14日までの1週間にインフルエンザや新型コロナウイルスなどと診断された感染者数の平均は、いずれも前の週より増え、県は、手洗いなどの予防対策の徹底を呼びかけています。

今月14日までの1週間に県内67の医療機関でインフルエンザの診断を受けた人は、1医療機関あたりの平均で14.85人で、前の週より3.63人増えました。
県内全体の感染者数は、昨年末のピーク時よりは少ないものの、依然として警報解除の基準となる平均10人を上回り、県は、引き続き全域に流行の発生警報を発令しています。
保健所の管内別では、多い順に、周南管内が21.75人、岩国管内が19.88人、防府管内が17.2人、柳井管内が14.4人、下関管内が14人、山口管内が13.25人、宇部管内が10人、萩管内が5人、長門管内が4.67人になっています。
また、子どもを中心に高熱や結膜炎などの症状が出る「咽頭結膜熱」の平均感染者数は1.44人で、前の週より0.25人増え、こちらも流行の発生警報が続いています。
一方、県内67の医療機関の新型コロナの平均感染者数は8.61人で、前の週から2.95人増えました。
保健所の管内別では、多い順に、山口管内が13.5人、防府管内が11.8人、宇部管内が9.2人、岩国管内が8.88人、下関管内が8人、柳井管内が7.4人、萩管内が7人、長門管内が6.33人、周南管内が5.5人になっています。
県健康増進課は、「先週は正月3が日で休診の医療機関もあり、感染者数の報告が実態よりも少なかった可能性がある。いずれの感染症も接触や飛まつで感染するので、こまめな換気や手洗い、場面に応じたマスクの着用などを心がけてほしい」と呼びかけています。