「錦帯橋とんど祭り」 家族連れなどが無病息災を祈る 岩国

岩国市の国の名勝、錦帯橋の近くの河原で、正月に使ったしめ飾りなどを持ち寄って焼く、「錦帯橋とんど祭り」が8日開かれ、訪れた家族連れなどがことし1年の無病息災を祈りました。

「錦帯橋とんど祭り」は、地元の自治会などによる恒例行事で、河原にはおよそ6メートル四方のやぐらが立てられ、訪れた家族連れなどが持ち寄った正月用のしめ縄や破魔矢などを積み重ねていきました。
そして、無病息災などを祈る神事の後、やぐらに火が入れられると勢いよく燃え上がり、訪れた人たちはその様子を記念に写真に収めていました。
ことしは新型コロナの影響で中止していたぜんざいのふるまいも4年ぶりに再開したほか、能登半島地震で被災した人たちを支援するための募金箱も設置され、多くの人が応じていました。
訪れた人は「家族がみんな健康に過ごせる1年にしたいです」とか「年始めから災害もあったので無病息災を祈りました」と話していました。
錦帯橋とんど祭り実行委員会の藤川克己会長は「正月早々の災害があったので募金箱を設置して開催しました。日本中が希望を持てるようにみんなで努力したい」と話していました。