宇部市の高校生が自分たちで育てた「春の七草」市場に出荷

正月7日を前に園芸を学ぶ宇部市の高校生が、自分たちで栽培したせりやなずななど「春の七草」を収穫して市場に出荷しました。

宇部市の宇部西高校では、40年ほど前から園芸を学ぶ生徒たちが校内の農業用ハウスで「春の七草」を栽培しています。
学校では栽培を担当する生徒など16人が朝早くから集まり、「せり」や「なずな」、それに「ごぎょう」などの七草を収穫したあと、丁寧に土を洗い落としてパックに詰めていきました。
「春の七草」は栄養が豊富で、正月7日に「七草がゆ」にして食べると1年を無病息災で過ごせるとされています。
宇部西高校の七草は「すずな」と呼ばれるかぶや「すずしろ」と呼ばれる大根も葉がついたままたっぷり入れられ、その新鮮さが人気を集めています。
およそ1000パックが市場に出荷され、地元のスーパーなどに並べられるということです。
2年生の女子生徒は、「七草の出荷は学校のすばらしい伝統だと思います。大切に育てた自信作なので、家族そろって笑顔で七草がゆを食べて欲しいです」と話していました。