ものづくりの技術競う2つの全国大会 入賞者を県が表彰

ことし開かれたものづくりの技術を競う2つの全国大会で入賞した人たちに県から表彰状などが贈られました。

県庁で行われた表彰式には11月、愛知県などで開かれた若手の技術者が参加する「技能五輪」と、ことし8月に静岡県で開かれた専門学校の学生などが参加する「若年者ものづくり競技大会」の2つの全国大会で入賞した10人が出席しました。
それぞれの大会の入賞者の代表に村岡知事が表彰状と記念品を手渡し、「山口県の強みとなる世界を舞台に活躍する企業は優秀な人材がいないと成り立たず、今後、県の産業を支えてほしい」と述べました。
県内からは「技能五輪」で機械製図と建築大工の銀賞など6つの職種で6人が入賞し、「若年者ものづくり競技大会」では、業務用ITソフトウェア・ソリューションズの銀賞など3つの職種で4人が入賞を果たしています。
「技能五輪」の建築大工の職種で銀賞を獲得した下関市の内田寛人さんは「職人不足が続いているので先頭に立って建築業界を支えていきたい。来年は金賞を獲得できるように頑張りたい」と話していました。
また、「若年者ものづくり競技大会」で銀賞を獲得した宇部市の岩村健太郎さんは「毎日5時間ほど練習を重ねてきたので努力が報われてうれしい。将来は多くの人を笑顔にするエンジニアになりたい」と話していました。