正月を迎える準備 錦帯橋に門松

岩国市にある国の名勝、錦帯橋の出入り口に、地元の人たちが門松を設置し、正月を迎える準備を整えました。

岩国市にある錦帯橋は、江戸時代の工法で作られた5つの木造の橋が連なる構造で、アーチ状の美しい姿から国の名勝にも指定されています。
錦帯橋には、正月に向けて、毎年、この時期に地元の市民団体が門松を設置していて、団体のメンバー8人が、橋の出入り口の両側に、2メートル10センチから1メートル70センチほどの竹を3本組み合わせて立てました。
そして、自分たちで育てた紅白の葉ボタンやナンテンなどを飾りつけ、正月を迎える準備を整えました。
岩国市によりますと、11月末までに錦帯橋を訪れた観光客はおよそ49万9000人で、去年の同じ時期に比べて46%ほど増加していて、新型コロナの5類への移行などの影響で、回復傾向にあるということです。
門松を設置した岩国巌流会の坂本一成会長は、「新型コロナが終わったのとブラタモリの放送で観光客が増えたと思います。ことしは創建350年の盛り上がりもあったので、来年もより明るい1年になってほしい」と話していました。
門松は来月(1月)7日まで設置されています。