「やまぐち社会起業塾」最終発表会塾生がビジネスプラン 山口

社会課題を解決する起業家を育成する「やまぐち社会起業塾」の最終発表会が山口市で開かれ、参加者たちは集大成としてそれぞれビジネスプランを発表しました。

「やまぐち社会起業塾」は、社会問題に取り組む起業家を育成しようと、昨年度から起業家を育成する講座を開いています。
参加者たちはおよそ半年間にわたり起業経験者からビジネスのノウハウを学ぶなどしていて、23日に集大成として塾生14人が発表しました。
このうち49歳の会社員の男性は、幼少期に地元の歴史や文化などを体験するプログラムを提供することで、ふるさとに誇りをもってもらい、若者の流出を防ぎ県内の人口減少を解決するという提案を発表しました。
また2人の子どもを持つ40歳の母親は、安心して子どもを育てやすい社会の実現に向けて、子育てに関する講座やマッサージサービスなどが受けられる「子育てサロン」構想を提案しました。
塾長を務める周南公立大学経済学部の林浩喜特任教授は「埋もれている人材を発掘することが塾の目的だ。きょうの発表は非常に良くできていて驚いた。来年以降も続けていきたい」と話していました。