下関市議会議員の定数 2削減して32にする条例案可決

下関市議会議員の定数を2つ減らして32にする条例案が、20日の市議会の本会議で賛成多数で可決されました。
定数を32にした市議会議員選挙は、4年後の2027年から行われます。

下関市議会議員の定数をめぐっては3年前から議論され、去年(2022年)3月、市議会の特別委員会で定数を2つ減らすべきとする報告書が提出され、去年5月の臨時市議会で条例の改正案が提出されましたが、反対多数で否決されています。
下関市の12月定例議会の最終日の20日、定数を現在の34から32に減らす条例の改正案が改めて本会議に提出され、賛成と反対の議員がそれぞれ意見を述べました。
賛成の議員が「市の財政状況が厳しいなか、定数削減は必要」と述べたのに対し、反対の議員は「2人削減の明確な根拠がない」などと述べました。
そして、採決が行われ、賛成24、反対9の賛成多数で条例案が可決されました。
これについて香川昌則議長は、「市の財政状況などを考えれば、議会も一定の身を削る改革を行うべきだが、人口減少に比例して削減すべきだとは思ってない。市民の意見を吸い上げられる適正な議員数については、今後の議論に任せたい」と話していました。
議員定数を32にする市議会議員選挙は、4年後の2027年に実施されます。