山口 サンタクロースの衣装でランニングする初イベント

日本のクリスマス発祥の地とされる山口市で、市民などがサンタクロースの衣装を着てランニングするイベントが初めて開かれ、120人余りが師走の街を駆け抜けました。

この「やまぐちサンタRUN」は戦国時代、キリスト教の布教活動を行ったフランシスコ・ザビエルが、山口市でクリスマスを日本で初めて伝えたとされることにちなんで、山口青年会議所が初めて企画しました。
山口市中心部の亀山公園にはサンタクロースの衣装を着た市民など120人余りが集まり、サンタの帽子が配られました。
そして、午後4時に参加者が一斉にスタートして、サビエル記念聖堂や商店街などを周回するおよそ2.5キロを走りました。
コースは急傾斜の階段など上り下りが多く、中には終盤になってウォーキングに切り替える人もいましたが、沿道からは「頑張って」などと声援が送られていました。
参加した市内の小学4年生の女の子は「サンタクロースの服を着て走るのは初めてでしたが、とても楽しくてまた走りたいです」と話していました。
また、大きくふくらんだサンタの衣装を着た市内の40代の女性は「ふだんはフルマラソンを走っていますが、きょうは足元がよく見えなくて少し苦労しました。また出場したいです」と話していました。