大阪・関西万博にあわせ 知事 交通環境の充実図る考え

再来年に開催される大阪・関西万博にあわせて外国人観光客を県内に誘致しようと、山口県の村岡知事は、宮島など県外の観光名所と県内をつなぐ周遊バスを新たに運行するなど、交通環境の充実を図っていく考えを明らかにしました。

再来年に開催される大阪・関西万博では、世界各国からおよそ350万人の外国人観光客が来場すると見込まれていて、県は万博にあわせて国内を巡る観光客の県内への誘致を目指しています。
これについて8日の県議会の一般質問で、村岡知事は「欧米系の観光客は滞在期間が長く、訪日後に訪問先を決める傾向があることから、宮島などの人気観光地から本県にアクセスしやすい移動手段を提供し、県内周遊につなげることが必要だ」と述べ、県外の観光名所と、県内の交通拠点などをつなぐ周遊バスを新たに運行するなど、交通環境の充実を図っていく考えを明らかにしました。
このほかにも、ネットへのアクセス状況などから人気の観光地を分析するとともに、県内を自由に周遊できる外国人向けのタクシーやレンタカーの活用を促進する考えを示しました。