萩焼の印象や思いを詩人が詩にして披露する催し 萩

山口県内で活躍する詩人が萩市の伝統の萩焼を手に取り感じたことを詩にして披露するユニークな催しが、2日、萩市の窯元のギャラリーで行われました。

このイベントは、3年前に山口市に移住し詩人として活躍する桑原滝弥さんが、萩焼作家の夫婦と出会って刺激を受けたことをきっかけに企画し、仲間を集めて行われました。
詩人たち6人はイベントに先立って先月(11月)、窯元を訪れ気に入った作品を選んでいて、印象や思いを詩に込めて披露しました。
このうち萩焼の箸置きを題材に選んだじいざす 大悟さんは、箸置きの気持ちを擬人化して詩を制作し、自分を購入してくれるかなど不安な気持ちを女性の言葉遣いで表現しました。
訪れた人は「私も表現活動をしているので、今回の萩焼と詩の協演も楽しく鑑賞しました」と話していました。
企画した桑原さんは「詩人と萩焼という山口県のものどうしを組み合わせてどこまでの表現ができるかに挑戦しました。身近にこういった豊かさがある山口県の魅力を地元の人に知ってもらう機会にしてほしい」と話していました。