赤間神宮に来年のえと「たつ」の大絵馬 下関

きょう、12月1日から師走。
ことしも残すところあと1か月となり、下関市の赤間神宮には、来年のえとの「たつ」が描かれた大絵馬が飾られました。

源平合戦の壇ノ浦の戦いで亡くなった安徳天皇をまつる赤間神宮では、毎年、この時期によくとしのえとを描いた大絵馬を飾りつけています。
1日は来年のえとの「たつ」が描かれた縦2メートル50センチ、横4メートルの大きな絵馬が境内に運び込まれ、「水天門」の横の格子に飾りつけられました。
そして神職が来年が良い年であるよう願いを込めて、おはらいをしました。
この大絵馬は神社の宮司がデザインしたもので、龍に乗った安徳天皇が竜宮から世に出て力を発揮するという思いを込めて描いたということです。
赤間神宮の水野大直宮司は、「ことしは世界的にも戦争・紛争が続き、世相が落ち着かなかったので、来年はぜひ平和を取り戻して穏やかな年になってもらいたいです」と話していました。
赤間神宮では、12月下旬から大絵馬と同じデザインの絵馬5000枚が縁起物として参拝者に用意されるということです。