マツダ 10月の国内生産台数 2か月連続で前年上回る

自動車メーカー「マツダ」が10月、国内で生産した車の台数は半導体の供給不足が和らいでいることなどから去年の同じ月より3%増えて、2か月続けて前の年を上回りました。

マツダによりますと、10月、国内で生産した車の台数は7万6410台で、去年の同じ月より3%増えて2か月続けて前の年を上回りました。
工場別では、広島県の本社工場が去年の同じ月より2%増えて4万9014台、山口県の防府工場が5%増えて2万7396台でした。
これは、主に北米向けの大型SUV=多目的スポーツ車の生産が増えたことや半導体不足で減少していた小型SUVの生産が持ち直したことが主な要因です。
また、世界で販売した新車の台数は、ヨーロッパやオーストラリア、中国で販売が増えたことから、去年の同じ月より5%増えて10万1台と、8か月連続の増加となりました。
マツダは「半導体不足は解消する傾向にあるものの、依然として制約は残っているので、部品の代替えを進めていきたい」としています。