山口市 「道の駅あいお」移転整備計画進める

山口市は市内の「道の駅あいお」について、さらなる賑わいの創出や防災機能の強化などを目的に移転整備の計画を進めています。

山口市秋穂東にある「道の駅あいお」は、ドライバーの休憩所や地元特産品の直売所として平成7年1月にオープンし、コロナ禍でも黒字が続くなど、人気のスポットとなっています。
しかし、道の駅としては駐車場や売場面積が狭く、建物が土砂災害警戒区域にあることなどから、現在の場所から東に400メートルほど離れた場所への移転が計画されています。
市は、今年度、新たな道の駅の基本設計を担う事業者を募り、選考を行った結果、広島の「おりづるタワー」などを手がけた著名な建築家の事務所が選ばれました。
事務所が提案した新たな道の駅のイメージ案は建物の周りに水田を配置し、周囲の景観と調和させたデザインとなっています。
市は今後、新たな道の駅のコンセプトなどについて地元の関係者に説明を行いながら、基本設計の策定を進め、令和8年度の供用開始を目指すとしています。
山口市の農山村づくり推進課は「地元の声なども聞きながら、より良い施設となるよう計画を進めていきたい」と話しています。