上関町の小中学校で 学校給食に特産の「上関車海老」

地元の特産品を子どもたちに味わってもらおうと、上関町の小中学校で、21日、町内で養殖した車エビを使った学校給食がふるまわれました。

特産の「上関車海老」が旬を迎えている上関町では、地元の漁業協会が車エビを無償で提供し、小中学校の給食にエビフライとしてふるまわれました。
このうち、上関小学校の3年生のクラスでは、給食の時間になると離島の祝島小学校の同学年の児童2人も招かれました。
そして、大きさが20センチ近くもあるエビフライが配膳されると、子どもたちは、尻尾や頭から口いっぱいにほおばっていました。
小中学校に提供されたエビフライは合わせて160本余りで、5か月ほど養殖した車エビに地元のレストランが、皮をむいたりパン粉をまぶしたりするなど、2日間かけて下ごしらえしたということです。
児童は、「家で食べるエビよりも甘いのは、海がきれいな上関で育ったからだと思う」とか、「みんなと一緒に給食で食べることができて幸せです」と話していました。
山口県光・熊毛地区栽培漁業協会の谷村誠児事務局長は、「ことしは猛暑で水温が高く育てるのが大変だったが、子どもたちにおいしく味わってもらえてよかった」と話していました。