ボランティア活動に参加を NPO団体が活動内容紹介 山口大

ボランティア活動に参加する学生を増やそうと、県内のNPO団体が、活動内容や魅力を紹介する特別講義が山口市の山口大学で開かれました。

この特別講義は、県と山口大学などでつくる実行委員会が大学の講義のなかで開いていて、21日は人文学部の学生およそ70人が参加しました。
講義では、県内で子どもの暮らしや教育の支援などに取り組む3つのNPO法人が招かれ、団体の代表などが活動内容やボランティアの魅力について紹介しました。
このうち、「フードバンク山口」は、食べ残しなどで廃棄される食品ロスを減らそうと、賞味期限が迫った食品を子ども食堂といった生活に苦しむ人たちに届けるという取り組みを説明しました。
そのうえで、県内で昨年度54トンの余った食品などが寄付されたことを紹介し、寄付した人たちの善意に触れられたことがやりがいだと伝えていました。
参加した大学2年生の女子学生は、「学校の先生を志しているので、子どもの教育に関われるボランティアをやりたいと感じた」と話していました。
主催した山口県県民生活課村中俊行主任は、「ボランティアは地域社会での重要な役割があると考えているので、身近に感じてもらいながら若者の参加を促したい」と話しています。