冬の味覚フグを海外でも! アメリカ向けトラフグの出荷始まる

冬の味覚のフグを海外でも味わってもらうと、下関市でアメリカに向けた特産のトラフグの出荷が、今シーズンも始まりました。

下関市では、海外でのフグの消費を拡大しようとフグの仲卸業者などで作る組合が平成元年から毎年、アメリカのニューヨークにトラフグを出荷しています。
15日は、市内の水産会社で、今シーズン最初の出荷作業が行われ、毒のある内臓などを取り除いて真空の冷凍パックにした最高級のトラフグおよそ300キロを発泡スチロールの箱に詰めてトラックに積み込みました。
水産会社によりますと、アメリカではフグは毒を持つ魚というイメージが根強く、出荷の際には毒が完全に取り除かれたことを示す保健所の証明書を添えているということです。
下関フク輸出組合の郷田祐一郎組合長は、「ニューヨークも気温が下がって寒いようなので下関の安心安全のフグをおいしく食べてほしい」と話していました。
出荷したトラフグは、空輸でニューヨークに届けられるということで、今シーズンは例年並みのおよそ1トンの出荷を見込んでいます。