防府市の住宅で夫婦が死亡 無理心中か

14日、防府市の住宅でこの家に住むいずれも75歳の夫婦が死亡しているのが見つかりました。
このうち妻は、寝室のベッドでふとんをかけられた状態で見つかったということで、警察は夫が無理心中を図った可能性があるとみて詳しい状況を調べています。

14日午後3時ごろ、防府市仁井令の住宅で、この家に住むいずれも75歳の夫婦が死亡しているのが見つかりました。
警察によりますと、この家を訪れた近くの住民が、返事がないことを不審に思い家に入ったところ、浴室の床であおむけに倒れている夫を見つけ消防に通報したということです。
その後、寝室のベッドで首にひもが巻かれた状態でふとんをかけられ、あおむけに倒れている妻が見つかったということです。
夫に目立った外傷はなく、室内に争った形跡もないということです。
警察は夫が無理心中を図った可能性があるとみて、遺体を司法解剖するなどしてさらに詳しく調べることにしています。
近くに住む80代の女性は「自分が犬を連れて散歩をしているとき、亡くなった女性と話したことがある。気さくで良い人だったと思う」と話していました。
近所に住む70代の女性は、「共同購入の荷物が届いたのに夫婦が取りに来ないので、心配になって家を見に行ったらドアが開いていた。亡くなった女性はここ最近、体調が悪いという話を聞いたこともある。仲の良いご夫婦だったと思う」と話していました。