JR西日本が光市で保線工事の見学会

労働環境の改善のため、夜間ではなく日中に行うようになった保線工事への理解を深めてもらおうと、JR西日本が光市で保線工事の見学会を開きました。

光市のJR島田駅で開かれた見学会には、自治体の職員や高校の教員、7人が集まりました。
はじめにJRの担当者が、保線工事はこれまで列車が走らない終電から始発の時間帯に行っていたものの、労働環境の改善のため一部の工事については、日中に列車を運休にして行っていると説明しました。
そして、およそ500メートルにわたってレールを取り替える工事を見学してもらいました。
工事では、作業員がレールを固定する部品を外したあと、「山越器」と呼ばれる専用の器具で古いレールを取り外し、新しいものを取り付けていました。
JRによりますとこうした工事は、深夜の時間帯に行うと作業時間や人繰りの問題で1か月程度かかりますが、日中に列車を止めて行うとわずか1日で終わり、作業上も効率がよいということです。
JR西日本徳山保線区の加島敏博区長は「列車を止めて工事するので、利用される方にご迷惑をおかけしますが、早く安全な設備の提供につながるのでご理解いただきたい」と話していました。