9月の山口県内の有効求人倍率 1.73倍

9月の県内の有効求人倍率は、就業地別で1.73倍と前の月をわずかに上回り、山口労働局は「持ち直しの動きが続く」などとした雇用情勢の判断を13か月連続で維持しました。

山口労働局によりますと、9月の県内企業の求人数は就業地別で3万3952人で、前の月と比べて2.1%増えました。
一方、求職者数は1万9592人で、前の月と比べて1.3%増えました。
この結果、仕事を求める人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は1.73倍と前の月と比べて0.01ポイント高くなり、2か月ぶりに前の月を上回りました。
新規求人数は宿泊業で増加した一方、製造業や卸売業・小売業で減少するなど、全体としてはわずかな増減を繰り返していて、今後も同様の傾向が続くとみられるとしています。
このため山口労働局は「持ち直しの動きが続く」などとした雇用情勢の判断を13か月連続で維持しました。
山口労働局の名田裕局長は「持ち直しの動きは続くとみられるが、企業物価や消費者物価の高騰など生産や企業収益に与える影響を注意深く見守っていきたい」としています。