「ホテルニュータナカ」 建て替えで来年2月末で閉館へ

皇族も宿泊された山口市中心部にあるシティーホテル、「ホテルニュータナカ」が、老朽化などのため建て替えられることになり、来年2月末をもっていったん閉館することになりました。

山口市湯田温泉にある「ホテルニュータナカ」は、昭和56年に開業した地上12階建てのホテルで、客室は170室余りあり、平成23年に県内で開かれた国民体育大会の際には、当時の天皇皇后両陛下も宿泊されました。
ホテルによりますと、建設から40年余りが経って老朽化が進み、現在の耐震基準を満たすには補修工事だけでは対応できないことから、現在の場所で建て替え工事を行うということで、ホテルは、来年2月末にいったん閉館することになりました。
工事の開始時期や新しいホテルの完成時期は未定ですが、宿泊予約は、来年(令和6年)の2月末分まで受け付け、従業員やアルバイトなどおよそ80人は、希望に応じて同じグループが経営する下関市のホテルや美祢市の秋吉台サファリランドなどで働くことができるよう調整するということです。
ホテルニュータナカは、「長年にわたる皆様からのご厚情に感謝するとともに、閉館によりご迷惑をおかけすることを心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。