JR美祢線復旧後の利用促進策検討 ワーキンググループ初会合

記録的な大雨の被害で運転が取りやめとなり、バスによる代行輸送が続いているJR美祢線について、路線復旧後の利用促進策を検討するワーキンググループの初会合が美祢市で開かれ、今後、観光利用の促進など具体的な振興策を持ち寄って議論していくことを確認しました。

JR美祢線はことし6月末からの記録的な大雨で運転が取りやめとなりバスの代行輸送が続いていて、JR西日本は復旧のための費用を算出していますが、路線の復旧を明言していません。
美祢線の利用促進を図る協議会のうち、復旧後の利用促進を話し合うワーキンググループの初めての会合が美祢市で開かれ、県と沿線の3自治体、それにJR西日本の担当者などあわせて15人が出席しました。
議論は非公開で行われましたが、美祢市やJRによりますと沿線人口が減少する中、日常的な利用だけでなく観光利用といった美祢線が今後、担う役割も議論していくべきだといった意見が出たということです。
また、次回の会合からは外部の有識者も招いて、具体的な振興策を各機関が持ち寄って議論していくということです。
美祢市地域振興課の中島紀子課長は、「日常利用だけでなく観光利用などについても今後、それぞれの機関で検討した意見を出してもらいたい」と話していました。