飲酒運転根絶へ 飲食店経営者が決起集会 山口

飲酒運転による交通事故をなくそうと、飲食店の経営者が客に飲酒運転をさせないことを宣言する決起集会が山口市で開かれました。

集会は2750の飲食店が加盟する「山口県飲食業生活衛生同業組合」が毎年開いていて、山口市の会場には県内の飲食店経営者などおよそ200人が集まりました。
集会では、組合の青木光海理事長が「飲酒運転をさせないことは店やお客さんを守ることにつながる。飲酒運転を出さないように取り組んでほしい」とあいさつしました。
続いて、運転する人には酒を提供しないことや、飲酒運転根絶キャンペーンを継続していくことなど4項目を決議しました。
このあと、参加者たちは「飲酒運転は、しない!させない!絶対に!」と書かれた横断幕を掲げて山口市中心部の商店街をパレードし、飲酒運転の根絶を呼びかけました。
警察によりますと、山口県内でことしに入って9月末までに起きた飲酒運転による人身事故は14件で1人が死亡し、去年の同じ時期に比べて件数は5件増えています。
青木理事長は「新型コロナの影響で、年末年始に繁忙期を迎えるのは数年ぶりだが、お酒や料理をたしなむ大切な場を飲酒運転で水を差してはならない」と話していました。