小学生が植えた稲を地元の農家と収穫 山口

地元への愛着を育んでもらおうと、山口市の小学生が、みずから植えた稲を、24日、地元の農家と一緒に収穫しました。

山口市の名田島小学校では、地域の人との交流を通じて地元への愛着を育んでもらおうと、毎年、授業の一環として、学校の近くにある田んぼで地元の農家と一緒に田植えと収穫を行っています。
24日は、5年生と6年生の合わせて12人が、ことし6月に植え、黄色く色づいた稲の刈り取りを体験しました。
子どもたちは、鎌を受け取ったあと、横一列に並んで作業に取りかかり、農家の人たちから「しっかり稲を握って力強く刈り取ることが大事」などとアドバイスを受けながら、真剣な表情で刈り取っていました。
このあと、刈り取った稲を束にまとめて天日で乾燥させる「はぜかけ」という作業にも挑戦しました。
参加した児童たちは、「刈るのは大変だったけど、みんなで協力できて達成感があった」とか、「今は機械を使って作業をするけれど、手作業でやることで昔の人の大変さを感じた。感謝しながら収穫したお米を食べたい」と話していました。
収穫した稲は、乾燥させたあと脱穀し、来月(11月)、調理実習の材料や学校の給食として提供されるということです。