山口東京理科大 “医療保健学部(仮称)”設置を目指す

山陽小野田市の山口東京理科大学は、地域医療を支える人材を育成する「医療保健学部」という仮称の新しい学部の設置を目指すことになりました。

山陽小野田市立山口東京理科大学は、10月開いた記者会見で「医療保健学部」という仮称の学部の設置を目指すことを明らかにしました。
この学部には「理学療法学科」や「臨床工学科」など3つの学科を設ける方向で検討していて、理学療法士や臨床工学技士など、地域医療を支える人材の育成につなげたいとしています。
1学年の定員は120人と想定していて、6年後の2029年度の開設を目指して構想をとりまとめた上で、国に新たな学部の設置を申請する方針です。
この学部が開設されれば、現在の工学部と薬学部に加え3つめの学部になります。
山口東京理科大学の池北雅彦理事長は「工学部や薬学部と連携して高度な医療人材を育てたい」と意欲を示しました。
また学部の設置が認められた場合、新しいキャンパスは、今後使われなくなる予定の厚狭高校南校舎の跡地に整備する方向で県と協議を進めているということです。
山陽小野田市の藤田市長は「新キャンパスが、JR厚狭駅周辺のにぎわいを取り戻す起爆剤になることを期待している」と話していました。