中学生が授業で地元特産のまつたけ収穫 萩

萩市むつみ地区の中学生が地元の特産品として知られるまつたけを収穫する毎年恒例の授業が19日行われました。

まつたけの収穫は、萩市のむつみ中学校が生徒に自然豊かなふるさとに誇りを持ってもらい次世代に引き継いでもらおうと、毎年、授業の一環として生徒自身が整備する学校林で行っています。
19日は1年生から3年生の生徒15人が参加し、地元の林業振興会の担当者から説明を受けたあと、3.7ヘクタールの学校林に入りました。
長靴を履いた生徒たちは急斜面を登りながらアカマツの木の根元をじっくり探し、1本目を見つけた男子生徒は「ありましたー!」と声を上げ、まつたけの周りを丁寧に掘って大事に土から堀り出していました。
ことしは厳しい暑さや雨が少なかったことから不作の年と言われていましたが、1時間半ほどで35本、あわせておよそ1キロを収穫しました。
生徒会長を務める3年生の末成ゆき子さんは「まつたけが採れなくても地元の自然を学べますが、きょうは採れたのでむつみ地区の自然に感謝しています」と話していました。
収穫したまつたけは、20日の給食で、吸い物などにして味わうということです。