“ものづくり”技術力紹介 地元企業の製品の展示会 山口

ものづくりの技術力の高さを知ってもらおうと、地元企業が作った製品の展示が、山口市の県立山口博物館で始まりました。

「すご技!やまぐち」と名付けられたこの展示コーナーは、ものづくりの仕組みや地元企業の技術力の高さを知ってもらおうと、県立山口博物館に設置されました。
初日の19日は、山口大学教育学部附属山口中学校1年生およそ140人が訪れ、それぞれの企業の担当者から説明を受けていました。
このうち、岩国市にある釣り糸を製造販売する会社の展示では、釣り糸を張った台にピンポン球を当てると、素材によって跳ね方や出る音に違いがあり、ギターやウクレレなどに応用される技術を説明しています。
また、山陽小野田市のワイヤーなどを作る会社のコーナーでは、金属を髪の毛よりも薄く、直径数十マイクロメートルに加工する技術が紹介され、このワイヤーを使うと、物体がまるで浮いているように見える様子を熱心に見入っていました。
参加した生徒は、「県内に高い技術を持つ会社があることに誇りを感じました」と話していました。
県立山口博物館の漁剛志学芸課長は、「自分たちの町にすばらしい企業があると知り、町の魅力に気づいてもらいたい」と話していました。