中国からの国際クルーズ船 4年ぶりに下関市に寄港

中国からの国際クルーズ船が、19日朝、およそ4年ぶりに下関市に寄港しました。

下関港の人工島「長州出島」に入港したのは、中国の船会社が運航する総トン数およそ8万6000トンの「メディタラニア」です。
この国際クルーズ船は、1800人を乗せて、今月(10月)16日に中国の天津を出港したあと、韓国を経由して、19日午前8時に「長州出島」に入港しました。
乗客たちは、船から降りると、市内の赤間神宮や長府の城下町などの観光地をめぐるコースのほか、唐戸市場でフグ料理を食べたり、デパートで買い物をしたりするコースなど、15のコースに分かれてバスに乗り込みました。
4歳の男の子を連れて家族で訪れた20代の男性は、「唐戸市場で、フグを食べるのが楽しみです」と話していました。
中国からの国際クルーズ船が下関港に寄港するのは、新型コロナの影響などで、2019年10月以来、およそ4年ぶりです。
下関市港湾局クルーズ振興室の吉川省吾主任は、「たくさんの乗客が訪れ、市内での食事や買い物を楽しんでもらうことに大きな期待を持っています」と話していました。