ピンクリボン月間 商業施設に乳がんの検診コーナー 周南

今月(10月)は、乳がんの早期検診を呼びかける「ピンクリボン月間」です。
12日は、周南市の商業施設に出張で検診を受けられるコーナーが設けられました。

この検診は、周南市が去年から開いていて、会場の市内の商業施設には、乳がんの検診を受けられる車が置かれました。
車では、事前に申し込んだおよそ60人の女性が訪れ、乳房専門のエックス線を撮影する機器で「マンモグラフィー」と呼ばれる検査を受けていました。
会場には、がん検診の啓発に取り組む団体なども参加して、理解を深めてもらおうというコーナーも設けられ、乳がん発見のきっかけになるしこりの感触を体感できる乳房の模型や、がんを切除した患者が温泉や銭湯を楽しめるよう使われる入浴着が展示されていました。
厚生労働省などによりますと、去年の乳がんの受診率は、全国平均が47.4%ですが、山口県は34.8%で、全国で最も低くなっています。
検診を受けた女性は、「検診車だと早いし手軽に受けられるのでありがたいです。今後も受けようと思います」と話していました。
周南市健康づくり推進課の小林広樹さんは、「乳がんは、早期発見で治る確率も上がるとされている。若いうちから検診を受け、早期発見につなげてほしい」と話していました。