障害ある人の雇用促進へ岩国で就職面接会 来月中旬まで各地で

障害のある人の就職を後押ししようと、企業の担当者と就職を希望する人との面接会が岩国市で開かれました。

この面接会は山口労働局などが毎年この時期に開いていて、岩国市の会場には事務職や介護職などを求める市内外の企業22社と、就職を希望する30人が集まりました。
会場には企業ごとにブースが設けられ、参加した人たちは障害の程度や職場で求めたい配慮について説明した上で、持っている資格や得意分野などをアピールしていました。
山口労働局によりますと県内企業の障害のある人の雇用率は、去年6月時点で2.68%と全国平均の2.25%を上回っています。
一方で、国が定める障害者の法定雇用率は来年4月に2.5%、3年後には2.7%と段階的に引き上げられるため、雇用の拡大に向けた取り組みがさらに求められるということです。
ハローワーク岩国の松村辰彦所長は「今後も求職者のサポートをしつつ、法定雇用率が引き上がることについて企業の方に説明会を開いて理解を深めてもらいたい」と話しています。
障害のある人を対象とした就職面接会は来月中旬にかけて山口市や下関市など県内6つの自治体でも開かれます。