火の山ロープウェイ 建て替え工事のため来年11月廃止 下関

市民や観光客に60年以上親しまれてきた山口県下関市の「火の山ロープウェイ」は、老朽化に伴う建て替え工事のため来年11月のシーズン終了をもって廃止されることが関係者への取材でわかりました。

標高268メートルの「火の山」のふもとと山頂付近を結ぶ下関市の「火の山ロープウェイ」は、毎年3月から11月にかけて運行され、年間におよそ4万人が利用しています。
昭和33年の開業から60年以上がたち、老朽化が進んでいることや、山頂付近に新たな展望デッキやアスレチック施設などを整備することから、市は、いまのロープウエーの施設を取り壊して、令和8年度末までに同じ場所に建て替えることにしています。
これに向けて市民や観光客に長年、親しまれてきたいまのロープウエーは来年11月のシーズン終了をもって廃止されることが関係者への取材でわかりました。
建て替え工事は来年12月から始まり、新たなロープウエーは、1年を通じて運行される予定です。
完成まで2年ほどにわたって「火の山」にはロープウエーで上ることができなくなるため、市は、頂上付近の駐車場を再整備するほか、火の山のチューリップが見ごろを迎える3月から5月にかけてシャトルバスの運行を検討しています。