「中間貯蔵施設」 県議会自民党と共産党 それぞれ視察へ

上関町で調査が進む中間貯蔵施設への理解を深めようと、今月中旬(10月)、山口県議会の自民党会派は茨城県の東海第二原子力発電所で、共産党会派は青森県むつ市で、それぞれ視察する方針を固めました。

上関町で調査が進められている中間貯蔵施設への理解を深め支援者への説明に役立てようと、県議会の一部の会派は、それぞれ関係する施設への視察を決めました。
このうち自民党会派は今月16日と19日の2回に分けて、希望する有志で茨城県の東海第二原発を視察します。
原発敷地内には中国電力が上関町に提案したものと同じ、「乾式貯蔵施設」と呼ばれる施設があり、原発から出る使用済み核燃料を専用の金属製の容器に入れて保管していて、仕組みなどについて説明を受けることにしています。
また共産党会派は、今月17日から19日にかけて青森県むつ市に建設中の中間貯蔵施設を視察します。
むつ市に建設中の「中間貯蔵施設」は使用済み核燃料を原発の敷地外で一時的に保管する国内初の施設で、仕組みなどについて理解を深めることにしています。
▽自民党会派は党の負担で、▽共産党会派は費用負担については検討中で、それぞれ今後の議論に生かしたいとしています。