大島商船高等専門学校 商船学科の卒業式 周防大島町

周防大島町の高等専門学校で、海や船の知識や技術を学んだ学生たちの卒業式が行われました。

大島商船高等専門学校の商船学科の学生たちは大型練習船での実習などのため、ほかの学科より半年長い5年半在学し、毎年、この時期に卒業式を迎えます。
式には商船学科の学生33人と専攻科に進んでさらに2年間学んだ修了生1人が出席し、はじめに古莊雅生校長から卒業証書や修了証書を受け取りました。
そして古莊校長が「皆さんの将来が実り多き航路であることを期待しています」と、はなむけのことばを贈りました。
これに対して卒業生代表の吉川京介さんが「それぞれの進む道で困難なことがあっても学校で培った知識や精神力で乗り越えていきたい」と答辞を述べました。
卒業生たちは最後に「ごきげんよう」と叫んだ後、一斉に帽子を高く舞い上げ、学びやに別れを告げました。
式のあと吉川さんは「内航船に就職するので教えてもらったことを会社でも生かしていきたい」と話していました。
7年半学んだ修了生の小西凪さんは「外航船の船員になるので学んだことを生かして海上で活躍したい」と話していました。
22日卒業した学生の8割は、船員として海の仕事に就くということです。