山口県立大学 “周防大島高校を附属高校に” 要望書提出

附属高校設置の準備を進めてきた山口県立大学は、学長が、21日、県教育委員会を訪れ、県立の周防大島高校を改編して附属高校としたいとする要望書を教育長に提出しました。

山口県立大学は、高校から大学までの7年間の一貫教育を行うため、既存の県立高校を改編した附属高校の設置を目指していて、有識者による協議会で対象の高校を周防大島町にある周防大島高校に絞りました。
21日は、県立大学の岡正朗理事長が県教育委員会を訪れ、附属高校設置に関する要望書を繁吉教育長に手渡しました。
要望書では、令和8年4月の開校を目標に、周防大島高校を附属高校とするため、高校の設置者を県から公立大学法人に変更するよう求めています。
周防大島高校を選んだ理由について、県立大学は、語学や看護、介護など高校の教育活動が県立大学のすべての学科と教育的つながりがあることや、若者の県外流出が多い県東部で流出の防止が期待できることなどをあげています。
県立大学の岡理事長は、「山口県は、若者の流出や人口減少に歯止めがかかっておらず、郷土に愛着を持った優秀な人材の育成が必要で、ハードルはあるが精一杯準備を進めたい」と話しています。