青森のメーカーの弁当で体調不良 県内でも食中毒の疑い

青森県八戸市の駅弁メーカーが製造した弁当を食べた全国の客が体調不良を訴えている問題で、山口県内でもショッピングモールでこの弁当を購入した10人程度が被害を訴えていることがわかり、県は食中毒の疑いがあるとして詳しく調べています。

青森県八戸市の駅弁メーカー「吉田屋」をめぐっては、この会社が製造した弁当を食べた全国の少なくとも100人が、下痢やおう吐などの体調不良を訴えているのが確認されています。
八戸市の保健所から情報提供を受けた山口県によりますと、9月16日と17日に県内に11店舗ある「ゆめタウン」などでこの会社の弁当が販売され、このうち10人程度が体調不良を訴えているということです。
対象となっている商品は「北海道産特選いくらの贅沢丼」で、県内では2日間で238個が販売されたということです。
被害を訴えている人がどの店舗で購入したかはわかっていませんが、これまでのところ県内で重症者はいないということです。
県はこの弁当が原因の食中毒の疑いがあるとして詳しく調べるとともに、この弁当を食べて体調が悪くなった人がいたら最寄りの保健所に相談するよう呼びかけています。