15の種目競う 山口市で障害のある人たちの陸上競技大会

障害のある人たちの陸上競技大会が山口市で開かれ、選手たちが日頃の練習の成果を発揮しました。

この大会は、山口県障害者スポーツ協会などが毎年、この時期に開いていて、山口市の「維新みらいふスタジアム」には、身体障害者や知的障害者などあわせて96人の選手が集まりました。
選手たちは、100メートル走やソフトボール投げなど15の種目で、障害の種類や年齢ごとに分かれて競技を行い、このうち視覚障害者の女子200メートル走では、ガイド役の伴走者と懸命に走っていました。
また、赤と白のポールの間を車いすですり抜け、30メートル先のゴールに向かうスラロームという競技では、ポールに触れないよう車いすを前後に操作しながら、ゴールを目指していました。
スラローム競技に出場した宇部市の小川晴夫さんは「よい記録が出なくて残念だったが、楽しかったです。スラロームという競技があることを多くの人に知ってほしいです」と話していました。