山口市で子どもたちが木のおもちゃや工作楽しむ催し

子どもたちに木に親しんでもらおうと、さまざまな木のおもちゃを集めた催しが17日、山口市で開かれました。

この「木育フェスティバル」は、長門市でおもちゃ美術館を運営するNPO団体が山口市の山口大学附属小学校の体育館で開きました。
会場には、木でできたおもちゃで遊んだり木の工作を体験したりする18のブースが設けられ、小学生くらいまでの子どもたちとその保護者が次々と訪れていました。
このうち、県産の木材を10センチほどのたまご型に加工して敷き詰めた「木のたまごプール」では、子どもたちがプールに座ったり寝転んだりして、木の感触やぬくもりを確かめていました。
また、工作コーナーでは、子どもたちが直方体や円柱など、さまざまな形をした建築用の端材を接着剤でくっつけ、思い思いの作品を組み立てていました。
小学6年生の男の子は「木でタガメを作りました。好きなタガメの目や腕に合う端材を探すのが楽しかった」と話していました。
主催したNPO法人「人と木」の岩本美枝理事長は「木は、日本人が大切にしてきた素材なので、小さい頃から、木で遊ぶ体験をして多くのことを学んでほしい」と話していました。