新アウトドア観光 県の補助金に3事業採択 自然を最大限活用

山口県の豊かな自然を最大限に活用した新たなアウトドアの観光コンテンツを開発するため県が設けた補助金に3件の事業が選ばれ、11日採択書が手渡されました。

山口県は、豊かな自然を生かして観光客を呼び込もうと、県が行う観光関係の予算としては破格の1億円を上限とした新たな補助金を設けて独創的なアイデアを募り、応募のあった23件のうち3件の事業が採択されました。
県庁で開かれた採択書の交付式で、村岡知事は「山口県の豊かな自然を最大限にいかしたツーリズムを創出し、飛躍発展を図ることが大変重要だ」と述べました。
このうち9000万円が補助される山口市の「アム合同会社」は、秋穂二島半島に中国・九州地方で初となる最高級のグランピングリゾートを来年度に開業する計画を紹介しました。
また、5900万円が補助される周南市の金鋼石有限会社は平生町にサウナやクルージングなどを楽しめる複合施設をつくる計画を示しました。
村岡知事は「どれもすばらしい企画で期待している。新しい人の流れをつくることにつなげていきたい」と話していました。
アム合同会社の顧問を務める中光えりやさんは「山口県の観光を担っていくためしっかり進めていきたい」と話していました。