“女子生徒抱きしめ” 県立高校男性教諭を停職5か月の処分 

県内の県立高校に勤務する男性教諭が女子生徒を抱きしめるなど不適切な行為を行ったとして、県教育委員会は停職5か月の懲戒処分としました。

県教育委員会によりますと、県内の県立高校に勤務する50代の男性教諭はことし6月、校外での教育活動の際のあわせて4日間の間に、2人きりの状況で女子高校生に対し抱きしめる行為や手を握る行為を行ったということです。
また、同じ6月に、容姿がかわいいなどと女子生徒が不快に感じる不適切なメッセージをSNSで10回程度送ったということです。
女子生徒が別の教員に相談したことから発覚しました。
県教育委員会は女子生徒に不安感や恐怖感を与え、信用を著しく失墜させるものだとして、男性教諭を8日付けで停職5か月の懲戒処分にしました。
県教育委員会の調査に対して「女子生徒を安心させ、元気づけるつもりだったが、結果として不安な思いをさせて申し訳ない」と話しているということです。
県教育委員会教職員課の根ヶ山耕平課長は「教員が不祥事を起こし、県民のみなさまに深くおわび申し上げる。二度と起きないよう綱紀保持の取り組みの強化・徹底を図り、信頼回復に向けて学校、市町教育委員会と一体となって取り組んでいく」と陳謝しました。