県立高校 再編統合で5校を2校に 柳井地域・周南地域

県立高校の再編整備計画をめぐり、県教育委員会は柳井地域と周南地域にある5つの県立高校を再編統合し新しい高校を2校設置する方針を固めました。

県教育委員会は今後も生徒数の継続的かつ急激な減少が見込まれるなどとして、県立高校の再編整備を進めています。
その一環として、県教育委員会は柳井地域と周南地域にある5つの県立高校を再編統合し、新しい高校を2校設置する方針を固めました。
対象は柳井市の柳井高校と柳井商工高校、平生町の熊毛南高校、田布施町の田布施農工高校、それに周南市の熊毛北高校の5校です。
県教育委員会では具体的な学校の組み合わせは明記しない方向で調整していますが、新たに設置される高校のうち1校は柳井高校の校舎を活用し、普通科と商業系の学科をあわせた学校です。
もう1校は田布施農工高校の校舎を活用して、工業系や農業系の学科などを集約することにしています。
既存の5校での生徒募集は令和8年度に停止されます。
これらは令和8年度までに実施する前期計画として、9月に始まる県議会で素案が示されます。
県教育委員会は今後も再編整備を進めていく方針で、令和9年度以降に実施する後期計画の策定も進められます。