韓国の中学生が修学旅行で下関に 市長を表敬訪問

韓国の中学校の一行が修学旅行で下関市を訪れ、市長を表敬訪問しました。

表敬訪問したのは、山口県や広島県を修学旅行で訪れている韓国・キョンサン南道(慶尚南道)のサンジュ(尚州)中学校の2年生と教師31人です。
はじめに下関市の前田市長が「下関や日本のことをよく知ってもらうことで、今後の日韓関係はこれまで以上に良くなるので、両国の架け橋となることを期待しています」と挨拶しました。
これに対し、生徒の代表が日本語で、「私たちは日本の史跡で文化を理解したり食べ物を食べたりしてとても良い経験をしました。この経験のために苦労していただいた皆さんに感謝のことばを伝えたいです。今回の旅行が日韓関係を肯定的に理解するきっかけになったと思います」と応えました。
中学校の下関への修学旅行は、食料品などの輸出入をしている市内の貿易会社の前の社長がキョンサン南道出身で、両国の関係をより良くしようと平成13年から支援していて、新型コロナの警戒レベルが引き下げられたこともあり、ことし7年ぶりに訪問したということです。
貿易会社の岡村昌憲社長は、「生徒たちにはこれから国際人として日韓両国の橋渡し役になってほしい」と話していました。