JR美祢線の駅と観光名所結ぶ 乗合タクシーの実証運行開始

山口県美祢市で、観光地を訪れる利便性を高めていこうと、JR美祢線の駅と観光名所を結ぶ乗り合いタクシーの実証運行が始まりました。

6月末から7月1日にかけて記録的な大雨でJR美祢線は橋や線路が崩落するなどして全線で運休して復旧のめどが立たず、代行バスが運行しています。
運休以前からJR美祢線の駅から主要な観光地への利便性が課題となっていたことから、市の観光協会では▼JR於福駅と▼「別府弁天池」、それに▼国大最大級の鍾乳洞、「秋芳洞」などへの観光拠点、秋吉台観光交流センターなどを結ぶ乗り合いタクシーの実証運行を始めました。
このうち、「別府弁天池」は環境省の名水百選に選ばれ、透き通った水が太陽光で青く見える名所となっています。
タクシーは事前予約制で、▼於福駅や別府弁天池などの区間は片道大人500円、▼於福駅や秋吉台観光交流センターなどの区間は片道大人1000円で、通常のタクシー料金の半額程度になっています。
市観光協会の藤里佳久事務局長は「美祢市の著名な観光地を訪ねることができるので、ぜひ利用してください」と話していました。
乗り合いタクシーは11月26日までの土日と祝日に運行されます。